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「老化もまた進化」を合い言葉に明るく生きるためのヒントを愛を込めて綴ります。
近頃、スマホやパソコンで気軽に見ることができるYouTube動画、怖い話、恐怖予言などを寝る前に無性に見たくなることがあります。
怖いもの見たさの心理がかき立てられるのは、わたしだけでしょうか。
結果、眠れないのです。
もしかしたら必要だから?
単調な生活になりがちな中高年にとって、スパイス的な働きでもあるのでしょうか、それとも害でしかないのでしょうか、
そろそろ学習しないといけない、そんな予感がするのです。
怖いもの見たさの正体
なぜ、わざわざ怖い動画を見てしまうのでしょう。
「怖いもの見たさ」は、未知なるものに興味を示して、その実体を知ろうとするという行動そのもの。それは、人間の本能であって、自然なことなのです。人間だけでなく、他の動物も同じです。
すべての生き物は危険から命を守るために、常に周囲の変化に注意を払い、それが何であるかを認知していなければなりません。
それは、生きていくために必要な機能で、主に「大脳辺縁系・だいのうへんえんけい」という脳の領域が担っています。生存するために危険を回避し、予測可能なものに変える必要があったと考えられます。
結論を言いますと、怖い話、恐怖予言に魅了される心理の正体は
人が生き残るために、進化の過程で発達した特性だったのです。
戦うか逃げるか反応
とは言え、怖い話に魅了されるのは、あなたが望んでいるのかもしれませんよ。感情のジェットコースターに乗りたいと。安全な環境に居ながらにして、その瞬間は別世界にいるようなドキドキするようなスリルと興奮を味わえるから。
それは、一時的なストレスや不安からの解放感を得ようとしていると考えられます。怖がることで引き起こされる「戦うか逃げるか」反応というのがあります。生き物が脅威や危険に直面した際に示す生理的反応の一つです。
具体的には、交感神経系が活性化することによって次のような反応が引き起こされます。
心拍数と血圧の上昇
呼吸が速くなる
筋肉が緊張する
瞳孔が拡大する
鳥肌が立つ・冷や汗
精神面では緊張が強まり、不安になる(自らへ危険を知らせる信号)
つまり、交感神経優位になることで、アドレナリンの急増を引き起こし、体は臨戦態勢に入りますが・・その後しばらくして、リラクゼーションフェーズが訪れ、ストレスや不安からの解放感がもたらされるのです。
日常生活ではなかなか味わうことのできない感情の解放は、一種のデトックス(解毒)を無意識のうちに求めているのかもしれません。
これらの反応、じつは野生で生きる上で重要な役割を果たしてきました。
現代では物理的な脅威よりも、ほとんどが心理的なストレスが原因です。この反応が頻繁に、または不必要に活性化されると、慢性的なストレスや不安障害、免疫力低下の恐れもあります。
そして、眠れなくなります。これが一番怖いのです。
眠るためには、副交感神経優位になる必要があります。
交感神経優位から副交感神経優位に変わるまで、2時間ほどがかかると言われていますから、なかなか眠つけないのは当然なんですね。
さらに、人間の脳には報酬システムがあります。このシステムは、新しいことを学んだり体験したりする時に、ドーパミンという神経伝達物質の分泌をうながします。
その過程で「脳の回路」が強化されたり、新しいつながりが作られたりして、その行動を繰り返すことになるのです。いいことは習慣に、悪いことは癖になるのはそのためです。
心と体を守る対策
いつの時代も恐怖の情報は降ってきます
私は 「ノストラダムスの大予言」 に翻弄されてきた世代。心底 信じていましたし、恐れていました。その恐怖で、どれほどエネルギーを消耗したか、はかり知れません。
結局、それは起こりませんでした。
煽りまくった人たちは、のらりくらりでなんの責任も取りませんでした。あくまでもエンタメということで片付けられてしまいました。「だって儲かるんだもん」なのです。
ならば、その人たちから学ぶことは、のらりくらりこそ最強メンタルです。
Tomorrow Never Knows - The Beatles・・・「明日は誰にもわからない」
そういうことがあるかもしれないし、ないかもしれないし、結局のところ、未来のことなんて誰もわからない、わからないのに、不安や恐怖に翻弄されているのもおかしな話ですね。所詮はビジネス、人間の本能、脳の仕組みを利用したビジネスです。
もう同じ轍(てつ)は踏むまい!わたしに使命があるとするなら、もう同じ失敗を繰り返さないと戒めることです。
心と体を守るために、情報の取捨選択は必須です。
そして、できる限りの想像力を駆使して「明るい未来」をイメージしたいものですね。
寝る前は、潜在意識とつながりやすいとても大事な時間です。
少なくとも、「怖いもの見たさ」の行動はやめておくのが賢明です。
同じ感情のデトックスなら、泣いたり、笑ったりがおすすめ。
泣くことによって、体はストレスホルモンは減少。かわりに気持ちを落ち着かせるオキシトシンなどが分泌され、快感を得ることができます。感情のカタルシス(浄化)ですね。
そして、笑うことは「最高の薬」口角を上げて笑うことは顔の筋肉の緊張がほぐれて血液や神経の流れが改善します。
幸せホルモン・エンドルフィンが分泌され、ストレスホルモンのレベルが下がるため、不安を減少させる効果があります。
できれば、早々にスマホはお休みにして、自分をいたわる時間にしませんか?緊張した体をほぐすのです。
自分の体を愛でるように優しくさすって「ありがとう」を繰り返す♪
今日1日、いいことも悪いこともいろいろあったけど、こうして温かいお布団にくるまって眠れるんです。ありがたいじゃないですか♪
全部まとめて「 ありがたい 一日だった」でいいのではないでしょうか。
マリモの価値観を押し付けるつもりはありませんけれど。
そして、水分補給をしっかりと。水によって腸が刺激されることで副交感神経が優位になり、自律神経が整います。
また、現代人は呼吸が浅いです。日頃から細胞に酸素が行き渡らず、酸欠状態だとも言われています。鼻から吸って、鼻から少しづつ吐く呼吸は、寝る前にこそおすすめ。
マリモ調べでは、これらを丁寧に実践した夜は、よく眠れる、翌日は目覚まし時計が鳴る前に起きられる、寝起きは比較的スッキリしている、悪夢が減る、このような実感を得ています。
寝る前はリラックスが一番です。
さいごにマリモのちゃぶ台返し (/‵Д′)/~ ╧╧
「怖いけど、見たい!聞きたい!」という複雑な感情を生み出していたのは、じつは本能であり、人類の進化に由来していたというオチでした。
面白いことに、私たちが健康でバランスの取れた生活を送る上で重要な要素だったりします。ですから、怖い話や恐怖予言に魅了される自分を責める必要もありません。
一方で、こんな見方はできないでしょうか?
物事を多角的に見れば見るほど気づきがあり、恐怖に翻弄されることが激減します。
背景に「深い意味」がある
予言というものが意図的に公表されている背景に「深い意味」があるという可能性も見逃せません。配信側が人々に警戒心と備えをうながすことで、結果的に災害が起きたときに被害を軽減できることを期待しているのかもしれません。
あるいは、彼らが意図するのは、私たちの「目覚め」—つまり、日々の生活の中で目に見えない力や自然のリズムに対して意識を向けることかもしれません。
災害のような状況は、時にわたしたちに無力さを感じさせますが、そこにはある種の解放もあります。すべてをコントロールすることができないことを受け入れ、その瞬間に委ねることで、深い安心感を得ることがあるからです。
つまり、何か大きなものに自分を委ね、その流れの一部として存在することを信じることです。
すべては変わりゆくものであり、その変化の中で生きているわたしたちもまた、絶えず変化しています。その変化の一部として存在し、流れに任せることの大切さを思い出させてくれるのです。
最終的には、わたしたちはこの世界に存在しているだけで十分であり、自分自身と周りの世界に対してオープンに生きることが大切だと感じます。
予言の「日時」を指定することが逆に実現を遠ざける
さらに、予言の「日時」を指定することが逆に実現を遠ざけるという考え方も興味深いです。これは、何かが確定的に予想されると、それが「確定しない」未来を同時に引き寄せるという逆説的な考えに基づいています。
こうした考え方は、観察が現実に影響を与えるという量子力学の有名なテーマの一つです。
とはいえ、恐怖や不安を煽る予言が広がりすぎるのは、必ずしも健全とは言えません。あくまでも日常のスパイス的な感覚で、とり入れるのはいいでしょう。スパイスですから少々でお願いします。
わたしたちの心の中に恐怖を植え付けると、それがネガティブなエネルギーとなり、周りの人々にも影響を与えてしまいます。
ですので、どんな情報でも、自分の中で「バランス」を取ることが大切です。恐れすぎず、しかし無関心にもならず、冷静な判断力をもつことが望ましいですね。
恐怖や不安を煽る情報に備えよ!メディアと「負の自己成就予言」
↑ こちらでも愛のちゃぶ台返し、返しまくっています。この世には常識を逸脱した考え方と常識的な考え方とがあります。本音と建て前、プラスとマイナス、光と闇、両面あるから面白い。
ただし、恐怖予言より怖いもの、それは睡眠不足です【悲報】睡眠不足は太ります。ちっともいいことありません。
さいごに···あなたに名言をお届けして終わりにしますね。
『幸福への道は一つしかない
それは自分の力では
どうにもならないことについて
悩むのをやめることである 』
エピクテトス
(古代ギリシャの哲学者)
何か気づきがありましたら幸いです。
あなたの大切な時間を使ってお読みいただきありがとうございました。