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心と脳の実況中継「独り言」の意外な効果

2024年3月13日

星の数ほどあるブログの中から、当ブログにお越しくださりありがとうございます。

 

 

「老化もまた進化」を合い言葉に明るく生きるためのヒントを愛を込めて綴ります。

 

 

独り言は、心で感じること、脳で考えることをアウトプットするようなものです。

 

 

たとえば、公共の場所や職場では、独り言が他人を混乱させたり、誤解を招いたりする可能性があります。危ない人と思われないためにもお気をつけください。

 

 

ですが、ひとたびプライベートな空間や安心できる環境では、自分の思考や感情を声に出してみることで、クリアな洞察や解決策を得ることも可能です。

 

 

自分だけの時間を大切にして、心と思考を観察し、整理するためのツールとして独り言を活用してみてください。

 

 

日常において、独り言をとり入れることで、「理想の自分」に近づくことができるでしょう。なんのこっちゃと思った方はどうぞお読みくださいね。

 

 

 

観察なんだよ

 

 

 

朝顔の観察、小学生の頃 あなたも経験があると思います。朝顔の観察日記を毎朝 続けましたよね。朝顔のありのままの様子をじっくりと見ることを学びました。

 

 

観察は何がいいかって、ありのままを見て記録することで、新たな気づきをもたらしてくれることです。

 

 

植物の成長や変化といった生態のこまかな様子はもちろん、季節の移り変わりや生命の循環といった、より大きな視点と深い理解へと導いてくれます。

 

 

それは同様に自分を観察することにも言えます。心理学では内観という言葉を使いますね。意識やその状態をみずから観察することです。

 

 

というのも、「自分のこと」って意外にわからないものなんです。注意深く観察することで、無意識の思考パターンや感情を見つけることができるので、自己認識が高まります。

 

 

自己認識って「自分はこんな人です」と理解することです。

 

 

日本には「胸に手を当ててよく考えてみなさい」という内省をうながす言葉があります。まさに心をありのまま観察してごらん、と教えてくれる深くて優しい言葉です。

 

 

実際に、胸に手を当てて「何を考えてるの?」「今どんな気分?」と話しかけてみるのもいいですね。

 

 

自分を観察することは、私たちに多くのメリットをもたらします。その観察のツールの一つとして「独り言」を取り上げてみました。

 

 

 

気づきは小さな進化

 

 

 

 

口に出す言葉と同様に、内側ではたくさんのおしゃべりが繰り広げられています。一説によれば、一日に6万回とも、9万回とも言われます。

 

 

そして、そのほとんどがネガティブな思考や感情だということです。

 

 

内面に注意を向けることで、私たちは日常では見落としがちな詳細な思考や感情のパターンに気づくことができます。

 

 

思考なら、「私は今こんなことを考えている」と文章にして言ってみると良いでしょう。つまり独り言。

 

 

頭に浮かんだことをそのまま口に出すのです。脳内の実況中継です。

 

 

今日は何を食べようかな という軽いものから、「なんで 私はいつもうまくいかないんだろう」「 ダメなんだろう」というシビアなものまで独り言は自分の内面を正直に教えてくれます。

 

 

感情なら、単語一言で言い表してみましょう。焦り、怒り、悲しみなど。自分の内面で何を感じているのか、独り言にしてみると意外な気づきがあるかもしれません。

 

 

ありのままの自分を知るだけでいいんです。そこにジャッジや余計な解釈はいらないのです。

 

 

気づきは小さな進化です。気づくだけで自然に次の段階へと導かれます。

 

 

毎日、こんなにもネガティブな思考や感情でいたら、おかしくなるのも当然だなぁと気づきます。けっして侮れないことが明確になりますね。

 

 

 

独り言の意外な効果

 

 

気づきをもたらしてくれる独り言、それには、いくつかの良い効果があります。

 

 

まず、自分の考えや感情を客観的に知るのにとても役立ちます。

 

 

また、ストレスの軽減にも効果的で、自分自身を落ち着かせる効果があります。

 

 

さらに、学習や記憶をうながすのにも良い影響を与えます。声に出して読んだり話したりすることで、情報の理解と記憶が改善されるのです。

 

 

あなたの周りにも、ブツブツ独り言を言ってる人はいませんか?

 

 

もしかしたら、考えや感情を整理したり、心をを落ち着かせようとけようとして、無意識に実況中継している人なのかもしれませんね。親近感がわきます。

 

 

このように、考えや感情を声に出すことで、自分自身の内面に気づいたり、本当の感情や欲求を理解するのに役立ち、自己理解を深める手段として機能するのが独り言の効果です。

 

 

 

 

では、ここからは独り言にはこんな効果もあるの?という意外性をお楽しみください。

 

 

創造性アップが期待できます。新たな解決策がひらめいたり、時には人生や仕事のアプローチを変えるアイデアをもたらすことがあります。

 

 

また、独り言は、今この瞬間に集中することでもあります。マインドフルネス効果があるのです。

 

 

さらに、自分に対して前向きな独り言にすれば、モチベーションやセルフイメージを高めることができます。

 

 

スポーツ選手が自分自身を奮い立たせるために独り言を使うのは、このような効果を利用している例です。

 

 

そして、心理的な距離感の調整にも役立ちます。たとえば、自分の問題を第三者の視点から話すように独り言を使うと、自分の感情や問題から一定の距離を置くことができ、冷静かつ客観的な判断が可能になります。

 

 

 

これらの意外な効果を享受するには、独り言を意識的に前向きに使うことが重要です。思わぬ良い結果につながるでしょう。

 

 

 

感情を独り言にしてみる

 

 

感情を独り言にしてみるのも効果的です。たとえば「私は今猛烈に怒ってるんだぞ、プンプン」と口に出してみれば、少し冷静になれるでしょう。

 

 

怒りのような強い感情を外に出し、それを客観的に見る機会にもなり、感情をコントロールする手助けになります。何にそんなに怒ってるの?その感情はどこから来ているの?というような自己対話がはじまるかもしれません。

 

 

何が原因か明確になることで、落ち着きを取り戻し、感情を冷静に分析し、対処する方法を考え出すことが容易になるでしょう。その結果、怒りをおさめるために、深呼吸するとか、その場を離れるとか、いいアイデアが浮かぶ かもしれませんね。

 

 

このプロセスは、怒りを抱え込んで不健康な方法で表現するのを避けるのにとても効果的です。

 

 

怒りを表現した後は、予防策を考えるステップに移ると良いでしょう。

 

 

自分を落ち着ける方法、または将来同じ問題を繰り返さないための戦略を考え出すことができます。

 

 

 

自分ファースト

 

 

何事も中途半端に終わらせてきたマリモ。昔の独り言なら、「また 中途半端に終わらせるんだ。 また繰り返すんだ、 失敗を。ふーん」って感じだったんですが、 今は違います。

 

 

「自分が自分を愛さなくて誰が自分を愛するんだ」というモットーで生きていますので、自己愛・自分に優しく・ 自己受容という自分ファーストの独り言が口をついて出てきます。

 

 

自分ファーストは、自分だけ良ければいいという陳腐な概念ではありません。

 

 

まず、自分の心を豊かに、愛で満たすことによって、そこからあふれ出した愛を周囲の人にも分かち合うという意味で使います。

 

 

ですから、自分にしかできないことをして、着々と愛が育まれています。

 

 

それでも、中途半端に終わらせようとする時もあるんです。 たとえば、「ブログを書くのをやめちゃおうかな、誰も困らないし」・・・

 

 

「また 中途半端でやめるの、それはそれでいいと思うよ、 中途半端に終わらせる体験をしに地球にやってきたのかもしれないし、

 

 

何事も完璧に最後までやり遂げることができる存在にとって中途半端に終わらせるってどんな気持ちになるのかなーって味わいたかったかもしれないよね、べつに中途半端でもいいんだよ、中途半端な自分を否定しなくてもいい・・・

 

 

すると、逆にもうちょっと頑張ってみようかなってなるんです。なんだか、子育てみたいですね。

 

 

こうして、内面を観察しながら自分育てをしている旅の途中なんです。一歩一歩、小さな歩みですけれど、理想の自分に近づいています。

 

 

日常において、独り言をとり入れることで、「理想の自分」に近づくことができる理由、おわかりになりましたら幸いです。

 

 

あなたの大切な時間を使ってお読みいただきありがとうございました。

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