星の数ほどあるブログの中から、当ブログにお越しくださりありがとうございます。「老化もまた進化」を合い言葉に明るく生きるためのヒントを愛を込めて綴ります。
ユリノキの花が教えてくれたこと
高いところに咲くユリノキの花を見上げながら、「いつか見たいなあ…」とつぶやいたマリモ。薔薇が咲きはじめた頃、ふと心の中に浮かんだひとつの想いです。
ユリノキ、別名「チューリップツリー」。高さ30mにもなる大木で、ちょうど薔薇と同じ時期に淡い黄緑色にオレンジの混ざったチューリップのような可愛らしい花を咲かせます。
その高さゆえ、地上からはまず見えません。唯一、足元に落ちた花びらが教えてくれる——ああ、今 咲いているんだな、と。
そんな“高嶺の花”を見上げながら、ほんのり夢見心地で願ったのです。すると——2日後。奇跡のようなことが起きました。
薔薇の綺麗な公園の中にあったユリノキ。もちろん高さは20~30mはある高木なのですが、枝の一部が低く垂れ下がっています。すこし小高い地面に立つと、なんということでしょう。目の前に花が咲いているという奇跡の位置関係に!
思わず息をのみましたよ。その可愛らしい花姿を間近に見ることができるなんて胸がふるえました。
「本当に思ったことがすぐ現実になる時代が来ているのかもしれない…」
💭 ふと思い出したのは、イギリス初の女性首相・マーガレット・サッチャーさんの言葉です。
考えは言葉となり、言葉は行動となり、
行動は習慣となり、習慣は人格となり、
人格は運命となる。
この名言のすごいところは、「たった一つの“思考”が、運命の流れをつくっていく」という点です。
この流れをたどってみると、まるで「思考」という種が人生という樹を育てていくようにも感じられます。
思考は目に見えないけれど、人生の舵とも言える力を持っているのです。
「思ったことが現実になる時代」と聞くとワクワクしますが、それは同時に「何を思うかが運命をつくる」という、とても大切なことにもつながりますね。
マリモの「いつか見たいな」という想いに自然が応えてくれました。それは見たいけど、もし見れなくてもどっちでもいいや、という欲を手放した純粋な願いだからこそ、すんなり現実化したのかもしれません。
そして、よく言われるのが「思考が現実になるスピードが加速している」これはスピリチュアルな視点だけじゃなく、量子物理学や心理学でも「観察することで現実が変わる」って話につながってくるんです。
🔍 「今、何を考えている?」
最近のマリモのささやかな実験は、自分が今、何を考えているのかを観察すること。「わたしは今、何を思ってる?」と観察することは、自分という庭を美しく整えるお手入れそのものなんです。
たとえば…
ふとした時、否定的な言葉が浮かんでいないか?
誰かに対してイライラしていないか?
未来にワクワクしているか?不安に包まれていないか?
何よりも自分に優しい言葉をかけているか?
雑草を抜いたり、蕾をそっと撫でたり、咲いている花に気づいてあげたり。そんな風に、自分の内側に目を向けていくことで、少しずつ、でも確かに、人生の風景が変わってくるのです。
これって、まるで心の庭をお掃除する感覚です。ただし、ゴミを見つけたら捨てる、じゃなくて、ただ見てあげる。「ただ、そこにあると気づいてあげる」というやさしいまなざしなんです。
ネガティブな思考や感情は、決して「排除すべき汚れ」ではなく、何かを伝えにきているメッセンジャーかもしれません。たとえば、花壇のすみっこにいつの間にか生えた雑草。引っこ抜かれる前に、こう言っているかもしれません。
「ここ、少し乾いてるよ」
「ちょっと陰になって、日が届きにくいかも」
そんな風に、ネガティブな思考も、わたしたちに“心のコンディション”を知らせてくれるサインなのかもと考えると、いとしさとせつなさと心強さを感じますね。…どこかで聞いたフレーズ。
だから、見てあげるだけでいい。否定も批判もせずに、ただ「そうなんだね」と寄り添う。すると、不思議と思考がスッとほどけて光が差してくるのです。
✨おわりに
ユリノキの花が見たいというささやかな願いが2日で現実になったように、小さな思考の“芽”も、やがて花を咲かせる時が来ます。
だからこそ、どんな思考を自分の中に植えるか、どんな言葉を自分にかけているかが、とても大切なんですね。
ユリノキは「あなたの未来はあなたの思考で創れるよ」というやさしい応援メッセージを届けてくれたに違いありません。「ありがとう、ユリノキさん」
バイオリンの音が鳴り響きますのでご注意ください。
今日もわたしは、そっと自分に問いかけます。「ねえ、今、どんなことを考えてる?」と。
それは、自分という宇宙を探検するような旅。そして——その先には、あの日ユリノキの花がふわりと咲いていたように、思いがけない現実がそっと待ってくれているのかもしれません🌷
あなたの大切な時間を使ってお読みいただきありがとうございました。