メンタルヘルス

「脳はいつだって今しか生きていない」だったら、明るい未来を生きよう

星の数ほどあるブログの中から、当ブログにお越しくださりありがとうございます。「老化もまた進化」を合い言葉に明るく生きるためのヒントを愛を込めて綴ります。

 

 

私たちはよく「過去にとらわれている」「未来が不安だ」と言います。でも、よく考えてみてください。それらを感じているのはいつですか?――そう、今この瞬間です。

 

 

脳は、過去も未来も「今」に持ってくる天才。だったらその才能、明るい未来づくりに使いませんか?脳の仕組みを味方につけて、というご提案です。

 

 

脳には過去も未来もない

 

脳の活動パターンは、過去の出来事を思い出して話している時と、これから先のことを想像している時と、全く区別がつかないくらい 似ているということです。

 

 

脳にとっては「過去」も「未来」も、ある意味では同じように感じているそうなのです。

 

 

実際、fMRI(機能的MRI)などの脳の機能活動を調べる研究では、過去の出来事を思い出す時と、未来の出来事を想像する時は、脳内の同じネットワークが活性化していることが確認されています。

 

たとえば…

 

🔸 昔の楽しかった旅行を思い出してる時

🔸 これから行くかもしれない旅行を想像してワクワクしてる時

 

この時、脳はほとんど同じ反応をしていると言うのです!

 

 

「今、実際に体験してる!」って感じで、過去も未来も“今ここ”に呼び出してるというわけです。

 

 

これは、「記憶」も「想像」も“創造”なんだってことです。ただ過去を再生するビデオじゃなくて、クリエイティブに再構成しているんです。

 

 

まさに脳の「タイムトラベルマシン」的な不思議なお話です✨

 

 

ちょっと面白い視点として、仏教で言われる「今ここ(今この瞬間)」の大切さにも通じてきます。

 

 

未来や過去をリアルに「今」に持ってこれるのですから、逆に言えば、脳にとっては「今」しか存在していないとも言えるんです。

 

 

過去の出来事をまるで今起きているかのように“再生”できますし、未来の出来事を“予行演習”することもできます。でも、それができるのはすべて「今この瞬間」に脳がそれをしているから。

 

 

どんなに過去や未来を想像していても、それをしているのは常に「今」なんです。

 

 

ですから、スピリチュアルでよく聞く「今ここに意識を向けて」というのは、ふわっとした精神論ではなく、脳科学的にも筋が通ってる話なんですね。

 

 

言い換えれば──

 

 過去は“記憶という今”

未来は“想像という今”

そして私たちは、いつも“今”を生きている

 

…ってこと。

 

 

未来の楽しいビジョンを描くこと

 

だからこそ、ネガティブな過去や不安な未来に囚われず、明るくて楽しい未来を描くことが大事なんです!

 

 

もしよかったら「脳のタイムトラベルマシン」に乗って、未来の楽しいビジョン、一緒に描きます?

 

 

脳はいつだって今しか生きていない。だったら、明るい未来を生きよう。

 

 

脳は過去や未来を“今”に持ち込む名人です。

 

 

過去の失敗を思い出してブルーになるのも、未来の不安に押しつぶされそうになるのも、それはすべて「今」脳がやっていること。→今ここしかない

 

 

今ここと言えば、確かにマインドフルネスも素晴らしい、マインドフルネスで「今に集中する」ことは不安や雑念に効きます。ですが、ずっと集中し続けるのって、けっこう大変。集中が途切れて“妄想タイム”に突入しそうな時、こう言ってあげよう。

 

 

「そんなに未来に行きたいなら、楽しい未来を想像しようよ!」

 

 

ネガティブな過去や不安な未来に行くのではなく、あえて明るい未来に旅させるという選択を。

 

 

すると、ワクワクを現実と勘違いした脳内ではドーパミンなどの“ワクワクホルモン”が分泌され、身体も軽くなり、表情もやわらかく、現実の行動にも変化が出る。これはもう、“現実創造”の第一歩です!

 

 

脳が勝手に旅行するなら、旅先をこちらで選んであげましょう。選ぶのは、“最悪のシナリオ”ではなく、“最高の未来”。

 

 

どうせ妄想するなら、笑っちゃうくらいハッピーな未来を。脳ってけっこう単純で、すぐその気になりますから。

 

 

ハッピーな未来を想像したいけど

 

笑っちゃうくらいハッピーな未来を想像したいけどこれがなかなか難しい人も多いと思います。

 

 

何か取っ掛かりはあるのでしょうか。

 

 

では、「笑っちゃうくらいハッピーな未来を描く取っ掛かり」として、いくつか“視点の種”を提案しますね。

 

 

【ハッピー未来妄想の取っ掛かりアイデア集】

 

1. “ハイジ型”視点:制限の中の自由を見つける

「不自由=不幸」ではないと気づいた瞬間、心が自由になる。→ 例:「質素な暮らしだけど、朝日を浴びて深呼吸できる。最高の贅沢かも」

 

 

マリモの場合は、子どもの頃 好きだった「アルプスの少女ハイジ」のように一見不自由な暮らしの中で楽しみを見つける、この視点があればどこでも何があっても大丈夫って思えるし、ハッピーになれます。あなたはどうかな?

 

 

緑の草がふわふわ揺れてる

 

空は青く、雲は羊みたいにのんびり浮かんでる

 

あなたは草原の真ん中にゴロンと寝転がって、背中で地球を感じてる

 

そよ風がほっぺをなでて、遠くでカッコウが「カッコウ」といい感じに鳴いてる

 

となりには、焼きたてのパン

 

香ばしくてあつあつで、その上に…出ました!おじいさんの手作りとろ〜りチーズ!!

 

午後の光が、金色に輝きはじめる頃、あなたはふと、ハイジになった気分でこうつぶやきます

 

「ここにいるだけで、幸せだなぁ…」

 

そして夜は満天の星空を見ながら 干し草のべットで眠るのです

 

 

この世界は、スイスのアルプスじゃなくても、どこでも作れるんです。そして…妄想には、期限切れも年齢制限もナシ。むしろ人生の熟成と共に、味が出て、香りが増して、とろ〜り度も上がる!

 

 

2. “未来の自分が手紙をくれた”ごっこ

「○年後の自分から手紙が届いた」と想定して書いてみる。→「あの時、笑って過ごしてくれてありがとう。おかげで今、最高に幸せ!」

 

 

3. “なりきりごっこ”で気分先取り

「映画の主人公みたいに暮らしてみる」遊び。→ 今日の私は『グランマ・モゼース』。おばあちゃん画家デビューしてみよう。

 

 

グランマ・モーゼス(Grandma Moses)は、アメリカの女性素朴派画家で、本名はアンナ・メアリー・ロバートソン・モーゼス。なんと70代から絵を描き始め、80代で世界的に有名になったという超遅咲きのアーティストです。

 

 

4. “小さな願い”を膨らませる

例えば「美味しいパンを食べたい」から始めて、「小麦畑を眺める生活」とか、「パン屋の常連さんと恋に落ちる」(笑)みたいに妄想の風船をふくらませる。

 

 

5. “他人の幸せな妄想”を真似る

友人やネットの声から、「私ならこうしたい」をピックアップ。→“縁側で猫とお昼寝”いいな。よし、私の妄想にも猫を追加しよう!

 

 

大事なのは「それが実現可能か」じゃなくて、「その妄想でワクワクできるか」脳は“ファクトチェック”なんてしませんから、イメージした時点でもうホルモン出してます!

 

 

未来を楽しく妄想するにも、新しいことに挑戦するにも――「自分が何にワクワクするのか」「何を美しいと感じるのか」を知っていると、妄想のキャンバスに色をのせやすくなります。

 

 

そして、「好き」がわかると、未来の妄想に芯が通ります。芯がある妄想は、現実にじわじわ近づいていくから不思議です。

 

【ここまでのまとめ】

 

・脳は“今”しか知らない、過去や未来を“今”に再生・予測する装置。

 

 

・よく言われる「今しかない」というのは、スピリチュアルだけでなく脳科学的にも正しい。

 

 

・だからこそ、“明るい未来”を描くのが効果的。脳は想像と現実を区別しないため、楽しい未来を思い浮かべるとワクワクホルモン(ドーパミンなど)が出る。

 

・結果、身体も行動もポジティブに動き出す。

 

 

グランマ・モーゼスのように“好き”を描く人生

画像はイメージです

 

・彼女は70代から絵を始め、80代でブレイク。

 

・好きな田舎の暮らしを描き続けたことが人の心を打った。

 

彼女の絵は、田舎の風景や季節の行事をいきいきと描いた温かく素朴なタッチが特徴で、見る人の心をほっこりさせます。まさに“人生、いつからでも始められる”を体現したような人。

 

 

「歳をとっても、まだ始められることはたくさんあるのよ」

 

という名言も残しています。

 

 

マリモの人生にも、グランマ・モーゼスのような“後半戦のキラキラ”がたっぷり詰まってるといいなぁ。

 

 

・「自分が何を好きか」は、人生後半の妄想力にも大きなカギになる。

 

 

“好き”を明確にするには、子どもの頃の夢中体験、最近のときめきメモ、憧れの人物の共通点、評価抜きでやってみたいことなどを考えるといいですよ。

 

 

付録をつけますね。

 

付録…その甘美な調べ  マンガキャラクターのグッズ、擦るとレモンの香りのするシールなど集めて大事にしていたものの、結局使わないで捨てる羽目になるあるある。

 

付録【あなたの「好きリスト」発掘ワーク】

 

「好きリスト」は自分のワクワクの種を見つけるコンパスになりますよ。次の質問を自分の心に問いかけてみて。

 

 

1. 子どものころ夢中になったことは?

(例:絵を描く、虫を観察、ままごと、空想の物語づくり)

 

2. 最近、時間を忘れて没頭したことは?

(例:植物の世話、文章を書く、動画編集、散歩)

 

3. 見ているだけで癒されるもの・気持ちが和らぐものは?

(例:花、公園、木漏れ日、猫、絵本、器)

 

4. もし誰にも気を使わず、1日好きに過ごしていいなら?

(例:○○カフェ巡り、森で一日過ごす)

 

5. 理屈抜きで「いいなあ」「こうなれたらいいな」と感じる人や暮らし方は?

 

 

よかったら、一つずつでも気軽に答えてみてください。そこからあなたの“好き”が見えてきますから、それを膨らませて妄想に浸ってくださいね♪

 

 

脳が勝手に未来を旅するなら、行き先はあなたが決めていい。だったら、笑っちゃうくらいハッピーな未来にしませんか?

 

 

あなたの大切な時間を使ってお読みいただきありがとうございました。

 

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