メンタルヘルス

「役に立ちたい」の落とし穴とやさしい抜け道

星の数ほどあるブログの中から、当ブログにお越しくださりありがとうございます。「老化もまた進化」を合い言葉に明るく生きるためのヒントを愛を込めて綴ります。

 

 

「誰かの役に立ちたい」

 

その気持ちはとてもあたたかく、美しい。でも——その思いが強すぎると、ふとした拍子に心が疲れてしまうことってありませんか?

 

 

実は、「役に立ちたい」という想いには、知らず知らずのうちにプレッシャーや自己否定が混ざっていることがあるんです。優しい人ほどハマりやすく、でも抜け出せたらもっと軽やかに「与える人」になれるポイントになるんです。

 

 

「役に立ちたい」という気持ちは愛のようでプレッシャーでもある

 

一見、素晴らしい気持ちですよね。「誰かの役に立ちたい」ってあたたかくて優しい。でもその奥には、こんな想いが隠れていることもあります。

 

  • 誰かに必要とされないと、自分の存在価値が感じられない
  • 頼られないと不安になる
  • 人の期待に応えないと、嫌われるのでは?

 

つまり、“役に立ちたい”の正体は、必要とされたい・認められたい・愛されたい、「愛」+「恐れ」 のミックスだったりするんです。

 

 

落とし穴にハマるとどうなる?

 

  • つい頑張りすぎてしまう(過剰奉仕)
  • 相手の反応が薄いと落ち込む or 怒りが湧くなど振り回される
  • 「私はこんなにやってるのに!」と内心モヤモヤする
  • 疲弊して、自分が空っぽになる

 

本当は与えたいのに、いつの間にか「見返り」や「承認」を求めてしまう状態です。そして最後には、心が枯れてしまう。それは、もともと与えるために動いたはずの行動が、いつの間にか“埋めたい自分の穴”をなんとかしようとする行動にすり替わってしまっていたからかもしれません。

 

 

じゃあどうすれば?やさしい抜け道

 

ここで登場するのが“テキトー力”と“微笑み力”✨

 

 

テキトー(適当)とは本来、ちょうどよく合うことという意味なんです。だけど、もう一方の「対応がいい加減でその場しのぎである様子」というイメージとして使われることも多いです。でもテキトーって懐の深い言葉、プラスの意味もありマイナスのイメージも両方あるんです。

 

 

やさしい抜け道とは——

「私はここにいていい」
「笑顔だけですでに与えている」

 

そんな“ゆるやかな在り方”です。

 

たとえば:

  • 植物の写真をSNSにアップする → 見てくれる人がいるかは関係ない
  • 挨拶する → 相手が無視しても自分が心地よければそれでOK
  • ブログを書く → たった一人でも読んでくれたら奇跡

 

結果ではなく“気持ちよく差し出す”こと自体がギフト。

 

 

軽やかに与える生き方へ

 

役に立たなきゃいけないと思うと「自分には足りない」前提で動いてしまう。ですが、笑顔、空気感、言葉、佇まい……あなたが存在してるだけで、もう十分与えています。

 

 

ちょっと聞いてください。

 

ある日、あなたが道ばたの小さな花に気づいて、「きれいだなぁ」って心の中でつぶやいたとします。それこそ愛を流してる瞬間です。

 

 

誰にも感謝されない、“いいね”もつかない、むしろ植物に話しかけてるの見られたらちょっと恥ずかしい。笑

 

 

でも、その一瞬、あなたの優しさのバイブレーションが地球の空気に染みこんでいくんです。(見えないけど、ちゃんと空気も聴いてるからね)

 

 

❀「役に立たないと存在価値がない」なんて、それ、古いOSですよ。そろそろアップデートしましょうーそんなメッセージが聴こえてくるようです。

 

 

最新バージョンのあなたは、「存在してるだけで世界に愛を流す人」

 

・公園で道ゆくおばあちゃんと目が合ってにっこり。
・ついでに自分にも「今日もお疲れさま」とにっこり。
・誰かがしょんぼりしていたら、側にいるよとそっとサインを送る。

 

そんな毎日の中に誰にも見えない“与えてる瞬間”がいくつもいくつもあるんです。

 

 

だから、役に立とうと頑張りすぎなくてもいい。むしろ、役に立とうとしないからこそ、やさしさが自然にしみ出る。こぼれる優しさは、誰よりも人の心に届きます。

 

あなたの存在がすでに誰かの救いになっています

 

これで人生だいぶ軽くなりますよ。

 

 

この感覚に切り替えられたとき、人生はびっくりするほど軽く豊かに回り始めます。

 

今日の自分に小さな“ありがとう”を贈ってみましょう。それが、与える人の第一歩です。

 

 

あなたの大切な時間を使ってお読みいただきありがとうございました。

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