マインド

心に平穏を呼び込む考え方

2023年8月23日

星の数ほどあるブログの中から、当ブログにお越しくださりありがとうございます。

 

 

「老化もまた進化」を合い言葉に、明るく生きるためのヒントを愛をこめて綴ります。

 

 

今回は夏も深まりましたところで、ある意味、怪談話より怖い背筋も凍るお話です。

 

 

なぜに、背筋も凍るお話が心に平穏を呼び込む方法につながるのか、どうぞお楽しみください。

 

 

さかのぼれない過去

 

テレビはネガティブ情報が多いので、あまり見ないようにしているのですが、たまにどうしても見たい自然系の番組があります。

 

 

うちは新聞をとっていませんので、テレビのデジタル番組表の機能を利用します。

 

 

その番組表は今現在から10日先の番組が分かります。録画予約もできます。

 

 

ただ、前にさかのぼって番組を確認することはできません。

 

 

つまり、過去は確認できない、過去はないのと同じです。

 

 

いったい何を言いたいんですか?といいますと...

 

 

過去は今現在に何の影響も与えない、これを人生に当てはめてみたら、興味深いことがわかりました。

 

 

さかのぼる記憶

 

私たちは多かれ少なかれ、 過去の出来事を振り返る習性がありますよね。

 

 

それが楽しいことならいいのですが、大抵は逆です。

 

 

私たちは、親から言われた傷つく言葉や友達や先生の何気ない一言、さまざまな人たちの言葉によって、記憶がつくられてきました。

 

 

また、人生の中で、辛かったこと、苦しかったこと、人に迷惑をかけたことなど、往々にして ネガティブな出来事の方が記憶に残りやすく、何度も思い返してしまうものです。

 

 

そんな過去の記憶が生々しくフラッシュバックしてきて、一日中ずっと嫌な気分を引きずることもありますよね?

 

 

じつは、これ悪影響でしかないんです。

 

 

なぜなら、その過去の出来事を考え続けることで、今この瞬間、そのことが現在進行形で起こっているのと同じだからです。

 

 

記憶とは脳に記録したものを再生することです。

 

 

再生している時間は「今」ですから、今この瞬間に起こっていると脳は認識します。

 

 

これって背筋が凍るほど恐ろしいことなのです。

 

 

そんなことを何回も何回も繰り返すと、ストレスで心も身体もむしばまれていくのは当然です。自分がかわいそうです。

 

 

今、起こってほしくないことは考えないことです。

 

 

過去は、過(すぎる)去(さる)、過ぎて去ったものは、あえて追わないというのが鉄則です。

 

 

今この瞬間につなぎとめる

 

『過去も未来も存在しない。あるのは今だけ』というのが宇宙の真理なのですが、なかなか思考が追いつきません。

 

 

そこで、先述の過去にさかのぼれないデジタル番組表なのです。

 

 

もし仮にデジタル番組表のように、記憶も単なるデジタルなデータだと考えます。

 

 

そのデータ、ちっとも正確ではないし、バグっているかもしれません。

 

 

脳はけっこうテキトーですので、過去の記憶が強化されたり、実際の何倍もゆがめられている可能性さえあるのです。

 

 

過去の嫌な出来事がフラッシュバックしてきたら、「あーそんなこともあったよね、あったのか?どっちでもいいわ」というスタンス

 

 

今の私には関係ない、なんか考えるのばかばかしくなってきた。

 

 

そして、「もうそれ以上考えても無駄」と意識的に思考をストップさせ、今に集中します。

 

 

今この瞬間を味わう、感じるにフォーカスを当てると、あなたの心に平穏が訪れます。

 

 

意識していても過去に飛んじゃうかもしれませんが、今ここにいる、今この瞬間だよ、と言い聞かせたり、呼吸に意識を向けることが習慣になるといいですね。

 

 

あなたを今この瞬間につなぎとめることが最重要課題だからです

 

 

それに、過去は今現在に何の影響も与えない、これはただの絵空事でもありません。

 

 

あなたの考え方次第で、過去の記憶(単なるデータ)なんて消し飛びます。木っ端みじんです。

 

 

なぜなら・・・

 

 

今この瞬間生まれ変わっている

 

事実、あなたは今この瞬間 新しく生まれ変わっているからです。

 

 

1秒前のあなたと今のあなたは、厳密にいうと別の人なんです。

 

 

5年も10年も前なら、なおさらのこと。今のあなたは全くの別人と言っても過言ではありません。

 

 

なぜなら、身体は瞬間瞬間、生まれ変わっているからです。

 

 

筋肉は、早い細胞は1ヶ月で約60%、遅い細胞は約200日ですべて入れ替わる

 

皮膚は、約1ヶ月ですべて入れ替わる

 

4.5~5.0リットルの血液は100~120日間ですべて入れ替わる

 

骨は、幼児期は約1年半、成長期は約2年未満、成人は約2年半、70歳以上は約3年で全て入れ替わる

 

 

このように私たちの身体は、古くなった細胞が死んでその代わりに新たな細胞が生まれています。

 

 

ただし、脳細胞は入れ替わらないというのですが…

 

1990年代に入り脳内でも神経細胞が新生していることが明らかになりました。

 

 

なかでも脳内にある海馬の歯状回と呼ばれている部位では、神経細胞の新生が毎日起こっていることがわかってきました。

 

 

海馬は、学習や記憶を新たに習得・形成することに重要な役割を果たすことで知られています。

 

 

少なくとも3年たったら細胞はすべて入れ替わっている=別人のあなたに更新されます。実感はないかもしれませんが・・・

 

 

別人61号(内緒だけど年齢のことね)の私に別人の57号の記憶は役に立たないのです。

 

 

 

今この瞬間 生まれ変わっているあなたへ

 

 

過去は別人の記憶でしかありません。そうならば、1ミリも振り返る必要はありません。

 

 

今の私に影響を与えることなど微塵もない、ただ自分が影響があると考えているだけだった、と考え方も更新していきましょう。

 

 

身体がどんどん変わっているのに考え方だけが変わらないなんて、自然の流れに逆行しています。

 

 

百歩譲って、「過去も自分の一部だ」という考えがぬぐい切れないなら、今この瞬間の自分の機嫌をとって、平穏な気持ちで満たしてあげてください。

 

 

今、平穏なら過去も浄化されていくことでしょう。

 

 

この瞬間の気分がすべてです。五感をフルに利用して、穏やかさ、感謝できることに目を向けて、そこにエネルギーを注ぎ込みましょう。

 

 

今この瞬間の在り方を変えるだけで、あなたの未来さえも変わっていくのです。

 

 

「今この瞬間にいる」これがどれだけ有り難いことか気づくはずです。

 

 

お読みいただきありがとうございました。

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