自然

意識した途端 引き寄せられる「クコ(枸杞)が教えてくれたこと」

2024年11月29日

星の数ほどあるブログの中から、当ブログにお越しくださりありがとうございます。「老化もまた進化」を合い言葉に明るく生きるためのヒントを愛を込めて綴ります。

 

 

マリモは血圧が高いので定期的に病院に通っています。直近の血液検査では肝機能の値も思わしくなく体重を2キロ減らしましょうということになりました。ショック、でもやっぱりか…食べ過ぎ、運動不足の自覚ありありです。薬に頼るばかりでなく、「何とかしないといけないな」と思いながら、帰途につきました。

 

 

自転車で大きな通りを走っていたところ、パッと目に飛び込んできた植物が!!真っ赤な美しい実がたわわに実って石垣に垂れ下がっています。なんだこの美しい植物はと 、早速 Google レンズで調べてみたのです。

 

 

クコ(枸杞)の実ということが分かりました。

 

 

こんな大通りの脇に人知れず自生していたフレッシュな実を見たのは初めてです。前日の雨のしずくに日が当たりキラキラ輝いています。

 

 

調べたところ、健康への効果・効能が超強力だとわかったのです。健康問題なんとかしようと意識した途端、ピンポイントでサポートしてくれそうな食材に出会うという引き寄せのお話です。

 

 

クコにまつわる伝説のようなエピソード

 

低木でトゲがあり萌芽力も強いので、昔から厄除け・魔除けも兼ねて生け垣に利用されることも多かったそうで、人々に親しまれてきたクコの実には、さまざまな健康効果がありました。

 

 

実を乾燥させたものは「枸杞子(クコシ)」と呼ばれますが、日本ではクコという名称のほうが、親しみがあるかもしれません。調べれば調べるほど とんでもないことが分かりました。

 

 

中国の古典薬学書『神農本草経』の中では最もランクの高い「上品薬」という少ない副作用で身体を養う薬としての扱いで、れっきとした生薬であり、薬膳や漢方薬の材料です。

 

 

日本では、平安時代に文徳(もんとく)天皇がクコ園を作り、実や若葉を愛用していたそうで、その管理人が120歳まで健やかに生きたという逸話や徳川家康が、クコの若葉や茎を炊き込んだ枸杞飯(くこめし)を好んで食べていた

 

 

日本の植物分類学の父であり、自身を「草木の精」と称して94歳まで生涯現役を貫いた牧野富太郎博士も「長生きしたければ枸杞を食え」と書いて、自室の壁に掲げていた

 

 

世界三大美人の一人と言われる楊貴妃も、美しさの秘訣として、1日3粒のクコの実を食べることを欠かさなかったなどなど、「長寿の秘薬」「最強のアンチエイジング薬」「幸福の果実」「薬膳の女王」などと呼ばれています。欧米でも「ゴジベリー」の名で、スーパーフードとして親しまれています。

 

 

素晴らしい効果・効能

 

 

クコと言えば、杏仁豆腐のトッピング、添え物、アクセントくらいの認識しかありませんでしたし、とくに美味しいと感じる食材ではありませんでした。

 

 

いざ実食、家族には「何でも食べるんじゃない」とよく叱られるマリモ。あえて実を生で食べてみると・・・

 

 

甘みが薄くて、口の中に苦みが残りました。あまりおいしくないため、生で流通することはほぼないというのは納得です。

 

 

クコの実には、次のような栄養素が含まれています。ビタミンCやB1、B2、βカロテン、ミネラル類(リン、鉄、カルシウム)、ポリフェノール類(ルチン、タンニン)、食物繊維、たんぱく質、リノール酸、ベタイン、ゼアキサンチンなど。

 

 

疲労回復や滋養強壮、目の疲れや視力低下、眼精疲労、涙目などの目のトラブルを改善する効果があるほか、次のような薬効や効能が期待できます。

 

 

コレステロール値・中性脂肪値の降下作用

肝細胞の再生を促して、動脈硬化を予防する効果。クコの実に含まれる「ベタイン」には、肝臓に脂肪が癒着するのを防いだり、脂肪の排出を促進したりする効能もあると考えられています。さらに、ベタインにはコレステロール値の上昇を抑える効能もあることから、動脈硬化を予防し、心疾患や肝硬変、糖尿病、肝がんの進行を遅らせると言われています。

 

血糖値の降下作用

クコの実には血糖値を下げる効果があることが分かっています。お酒に入れて食前酒としていただいたり、食事の前にクコのお茶を飲んだりすることで、食後血糖値を上げづらくする効果が期待できるそうです。

 

血圧降下作用

クコの実には血圧を降下させる作用があることが分かっています。この効能はクコの葉にもあり、蒸して日に干したクコ葉をお茶にして飲むとよいといわれています。

 

抗酸化作用・アンチエイジング作用

クコの実に含まれるクコ多糖類(LBP)には抗酸化作用があり、生活習慣病の予防や老化の抑制に効果的であるほか、細胞の免疫機能を高めてがん細胞の増殖を抑制する効果もあるといわれています。

 

美容(美白)効果

クコの実の抽出エキスを使った実験で、紫外線を浴びた肌に炎症が起きるのを抑える効果、肌が黒くなるのを抑える効果が報告されています。肌の回復を助ける効果もあると考えられており、シミのできにくい肌をつくる可能性が期待されています。

 

更年期症状の改善

クコの実には、更年期症状や月経前症候群の予防・緩和に効果があると言われている、「βシトステロール」が豊富に含まれています。さらに、更年期症状として現れる鬱(うつ)に効果があるとされる「アミン(ビタミンB1)」も非常に多く含まれています。

 

冷え性の改善

クコの実にはフラボノイドの「ルチン」、「ヘスペリジン」などが豊富に含まれており、冷え性を改善すると考えられています。フラボノイドは「ビタミンP」とも呼ばれ、毛細血管の強化や血流の改善をする効果が期待できます。

 

注意点

妊娠中の方や子ども、老人など どのような体質の方でも食べられるとのことですが、食べ過ぎると副作用が起こることがあります。

 

現代医学における実験では安全性が確認されていないため、「妊娠中・授乳中の安全性については摂取を避ける」としている情報もありますので、かかりつけの医師に相談することをおすすめします。

 

また、低血圧の方、胃腸の弱い方、薬を服用している方などは注意が必要です。とくに、ビタミンK拮抗薬である「ワルファリン」との相互作用を起こす可能性があるとされています。

 

食べ方

クコの実の1日の摂取量の目安は10粒ほどです。ドライの実は甘酸っぱく、わずかに苦みのある味、そのままつまんでも、杏仁豆腐やヨーグルトのトッピング、アイディア次第でその楽しみ方はさまざまです。

 

 

たとえば、クコの実を3個ほど浮かべた温かいお茶は、飲み終わるころには実が柔らかくなっているので食べやすいです。

 

 

中国や韓国では、鍋やスープなどに入れることが多く、鶏の水炊きなどに、冬は松の実やナツメも一緒に入れると滋養になります。

 

 

おかゆやあんかけなどとろみのある料理にも使われますが、熱に弱いビタミンC、ビタミンB1、ルチンなどの成分が含まれるため、加熱しすぎない方がよいようです。鍋に入れるタイミングは仕上げがいいでしょう。

 

 

クコの花言葉

 

 

クコの花は、ナスの花を小さくしたような印象です。そして、花言葉は「誠実」「お互いに忘れましょう」「過去を水に流す」です。

 

 

「誠実」は、小さな花であっても、毎年長期間にわたって愚直に花をつけることを讃えたもの。「お互いに忘れましょう」「過去を水に流す」は、クコのトゲに刺されて傷ついたとしても、クコにはその傷を癒す力もある。だから、悲しい過去は無かったことにして、もう一度やり直しませんかという提案と考えられます。

 

 

ちょっと脱線します。今朝は、今までの親戚たちとの付き合い方に思いがわいてきて仕方ない、何の意味があるのかなと思っていました。マリモは要領よく立ち回ることもできず、だからと言って努力もせずに好き勝手やってきましたので 後ろめたさもあるのです。

 

 

自分の都合の良いように解釈すると、クコの花はこんなふうに言ってくれているような気がします。

 

 

人生を振り返るとき、過去の自分の至らなさや後悔が浮かぶのは自然なことです。その時その時で「精一杯」やってきた自分を責めすぎないでくださいね。誰だって完璧ではありませんし、過去の嫌なことから逃げてきたとしても、それもまた自然な人間の反応です。

 

 

前に進むためには、そんな自分をゆるし、過去を手放して心の荷物を軽くすることはとても大切ですし、時に必要なプロセスです。それに、過去を反省できるということは、それだけあなたが成長している証でもありますよ。ぜひ、過去を水に流して、新しい一日を迎えましょう。

 

 

以上、クコの花言葉からのメッセージという妄想でした。

 

 

さて、一体全体 何が言いたいんですかと言いますと、今まで食生活や普段の生活習慣、生き方・考え方に至るまで、すべてを見直す良いきっかけを与えてもらった有難い機会ということなんです。

 

 

毎日 感謝して、自分をいたわり愛する生き方をしていると、必要なものはすべて与えられるようにできていると感じます。意識したと途端にそれは引き寄せられ、そのスピードは加速しています。

 

 

いま、何を意識するかは、とても重要です。意識したことが瞬時に引き寄せられる時代に突入したのです。

 

 

後悔しない人生とは与えられたものにふわりと乗っかり、かろやかにシンプルに生きることなのかもしれません。クコの実はそんな天からのメッセージを伝えてくれたのでした。

 

 

あなたの大切な時間を使ってお読みいただきありがとうございました。

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