星の数ほどあるブログの中から、当ブログにお越しくださりありがとうございます。「老化もまた進化」を合い言葉に明るく生きるためのヒントを愛を込めて綴ります。
あなたは、ふとした時に過去の出来事や関わった人、その時の感情がこみあげてくることがありませんか?それはうれしいことと言うより、悲しかったり、辛かったりしたこと。
たとえば、掃除機をかけている時とか、寝る前とか、何気ない日常に影のように忍び寄ってきます。そのたびに落ち込んだりしていたマリモでしたが、最近は、その負のループから抜け出しすことに成功しました。おかげさまで。
今回は「本当の意味での解放への鍵」をお伝えしますね。
過去の感情を手放すために
ふとした瞬間に、過去の出来事やその時の感情が突然こみあげてきて、心がざわつくことは誰でもありますよね。 その感情に引きずられて、ネガティブな気持ちや孤独感、寂しさに飲み込まれてしまうこともあるでしょう。
わたし自身、長い間、その負のループにとらわれていました。しかし、あるとき、心がふっと軽くなる方法を見つけたのです。それは、感情そのものをただ感じて、抱きしめるという、とてもシンプルなプロセスです。
まず、感情がこみあげてきたとき、私たちはつい、その感情の原因となった出来事や、そこに関わる人々を思い出し、そのストーリーに心をとらわれがちです。
すると、まるで過去の傷を再びえぐられるように、心が痛むことになります。「あんなことさえなかったら…」「あの人の顔 思い出すだけで怒りがわいてくるーーー(# ゚Д゚)」
ひどい時には、まるでその瞬間が再び起きているかのように、からだにも痛みがあらわれることがあります。胃がキリキリと痛むようなからだの反応は、心の負担が肉体にまで及んでいるサインです。
心とからだが強く結びついていることを実感させられる瞬間です。
とくに、過去のトラウマや未解決の感情が再び表面化した時、その出来事が今この瞬間に再現VTRのように再現されているのです。
この「再現」は、感情が心のどこかに閉じ込められていたために起こるものです。じつは、過去に起きた痛みが心の中に残り、今に再現することで、私たちは無意識に自分を傷つけ続けているのです。
これって恐ろしいことです。が、同時に大きな気づきでもあります。このからだと心の反応を通じて、「まだ解決していない感情がここにあるよ!」と教えてくれているのです。
このように無意識に自分を傷つけてしまっている行為に気づいた瞬間こそ、癒しの第一歩。なぜなら、気づきを得たことで初めて、その感情を手放す選択ができるようになるからです。
感情とストーリーを切り離すことで得られる解放感
ストーリーはただの脇役でした。出来事に囚われ、人を憎んだり、怒りを覚えたり、挙句の果てに自分まで責め立てる、ということを繰り返してきましたが、そこじゃない、そこじゃなかったんです。それは感情に気づかせるためのきっかけにすぎません。
スポットライトを浴びるのは感情です。感情そのものだけを感じてみるのです。それがどんな感情であれ、心の中に現れてきた感情は、その時の自分が後生大事に抱えていた大切な自分の一部なのです。
ここで大事なポイントは、「出来事」や「登場人物」で構成されたストーリーを脇に置くことです。そこから感情を切り離すことなのです。
たとえば、「大切なペットをなくして悲しい」という感情がこみあげてきたとしたら、「ペット」と「悲しいという感情」を切り離します。その感情に対して「悲しかったね」と、そっと声をかけます。
「パート先のお局様に無視されて寂しかった」ならば、「お局」と「寂しかったという感情」を切り離し、「寂しかったね」と自分の心寄り添うようにに話しかけてみてください。
すると、その感情は自分が認められたと感じ、だんだんと満足し、静かに消えていくのです。
さらに言うと、ネガティブな感情は自分を変えるチャンスでもあります。というのも、わたしたちの心は不快な感情を通じて「ここに何か気づくべきことがある」と教えてくれるものだからです。重要なのは、これらの感情が自分に何を伝えようとしているのかに耳を傾けることです。
次にまた同じような感情が訪れた時は、その感情に気づき、それを無理に抑え込むのではなく、「今、ここ」でしっかり感じて味わうことが大切だと気づかせてくれます。
そして、その感情がどんなに苦しくても、それを完全に味わうことで、感情は癒され、過去の出来事が今の自分を支配し続けることがなくなります。
感情は「感じてもらう」ことで浄化される力を持っています。信じてください。
誰にでもできる優しいセルフケア
この方法は、特別な技術を必要としません。ただ、感情を感じることを許し、認めるだけです。日々の生活の中で、ふと心がざわついたときに、どうか試してみてください。
感情は大切なメッセージを持っています。それを無理に抑えるのではなく、心から感じることで、自分自身をより深く癒すことができるのです。あなたの心が穏やかになり、感情の波が静かに引いていくのを感じることができるでしょう。
この感情を抱きしめるプロセスは、まるで小さな子どもを優しく抱きしめてあげるようなものです。感情が満足すると、不思議と心が軽くなり、過去に引きずられることも少なくなっていきます。
そうすると不思議なことに、その一連のストーリーさえも、「教えてくれてありがとう」と感謝に変わっていくこともあります。
まとめますと、感情は時に厄介なものです。わたしたちは誰でもみな、過去の感情や出来事にとらわれ、時にその重みに押しつぶされそうになります。
とはいえ、感情がないと人間らしさや生きる喜びが薄れてしまうんじゃないかとも思います。その厄介さの中にも成長や学びのチャンスが隠れているんですよね。
押しつけて隠そうとしても、それはまるで水中に押し込めたボールのように、結局どこかで飛び出してくる、それを避けようとしても、気がつくといつも背後にいて追いかけてきます。
ただ、感情を十分に感じることを恐れる人も多いでしょう。まるでパンドラの箱を開けてしまい、あふれ出てくる感情に思わず蓋をしたくなるかもしれませんね。ですが、無理に押さえつけたり、見ないふりをしたりすることは、心にさらに大きな負担をかけてしまいます。
思い出してください。パンドラの箱の底に残ったもの、それは希望でしたよね。
わたしたちは、感情を味わうために生きている――感情の振れ幅があるからこそ、喜びや幸せをより強く感じられ、学び、そして成長していけるのです。
それがポジティブであれ、ネガティブであれ。感情こそが人生の本質であり、私たちを動かし、変化させ、進化させていくものです。
そこで大切なのは、その感情のみを「そのまま抱きしめて味わうこと」「心から味わい尽くすこと」というわけなのです。
ポジティブな感情だけでなく、ネガティブな感情も含めてすべてを味わうことができるようになると、私たちは「本当の自分」ともっと深くつながることができます。
自分を傷つけることから、「自分を解放する行為」へと変わり、次のステップに進む準備ができます。この繰り返しで、徐々に過去の痛みから自由になり、心とからだがともに健やかに生きられるようになります。
それこそが、「本当の意味での解放への鍵」です。感情を通じてわたしたちは成長し、より豊かな人生を送るための力を得ることができます。
あなたの大切な時間を使ってお読みいただきありがとうございました。